ケーキ屋 クリスマス バイト

ケーキ屋さんの店の前で売るクリスマスケーキ

高校1年生のとき、横浜市内の地元の商店街のケーキ屋で、秋くらいから翌年のお正月にかけてアルバイトをしたことがあります。

 

ウインザーという名前のケーキ屋で、パンも扱っていました。
アルバイト情報誌『フロムエー』を見て応募したのです。

 

クリスマスまでは、ふつうのパンやケーキを売る仕事。
そのほかにサンドイッチを作る仕事もありました。

 

たまごサンドとツナサンドの、具から自分たちで作ります。
家で作っているレシピとほとんど同じでした。
量が多いだけ。

 

クリスマスになると、お店の飾り付けも華やかになります。
お店の商品もクリスマスケーキがメイン。
クリスマスはケーキ屋の稼ぎどきです。
ひっきりなしにお客が来ます。

 

まずクリスマスケーキを、あらかじめ包装する仕事をやらされました。
次から次へと包装していくのですが、包装紙で指が切れることもありました。

 

店内の仕事が終わったら、私たちバイトはお店の前で、クリスマスケーキの販売に移ります。
冷たい風が吹く中、大きな声で「クリスマスケーキいかがですかぁ〜!」と呼び込みをします。
立ちっぱなしで、とにかく寒い!
冷え性の私は、冷えて足がつるほどでした。

 

お店の中でも売っているので、何も外で声を張り上げなくてもいいのにと思いましたが、命令なので仕方ありません。

 

24日よりも25日のほうが大変でした。
何とかして全部売り切らないといけないのです。
最後は少し値引きして、やっと全部売り切れ!

 

途中、おつりを間違えてしまい、慌ててお客さんを追いかけたこともありました。

 

当時は時給400円ほどだったと思います。
週に1回現金払い、封筒にバイト代が入っていました。

 

外で売っていたときは、割に合わないなと思いましたが、いつも売れ残ったパンをくれるので、その点は嬉しかったです。

 

このお店ではお正月も2日から働かされました。
お正月は、お年賀用にクッキーやマドレーヌなどのセットが売れるのです。

 

世間の人が楽しくクリスマスパーティーなどをしているときに、寒風吹きすさぶ中ケーキを売るのは、精神的にちょっとキツかったです。
その分のお手当もなかったのですが、今なら、きっとそれなりの手当が付くのでしょう。

 

クリスマス関連のバイトはこれだけですが、社会人になっても、いつも忙しい職場ばかりで、結局クリスマスの日はいつも残業をしていた記憶しかありません。

 

私の若い頃はバブル全盛の時代だったので、クリスマスイブには、お洒落なイタリアンで食事して、赤プリに泊まるなんて人も多かったのです。
そんなものに、まったく縁のなかった私は、バブルが終わっても、赤プリがなくなっても、なんの感慨もありませんでした。

 

おそらく今は、クリスマス時期のバイトには、それなりの手当が付くのだと思いますが、それでも、みんなが楽しんでいるときに、忙しく働かなければいけないというのは、精神的にめげてしまうかもしれません。
クリスマス時期のバイトは、そこを割り切れないとできません。

 

でも、クリスマスに家族や恋人、友人と何の計画もないなら、外で働いているほうが気が紛れます。
また、世間の人たちが楽しんでいるときに働くということは、達成感とまではいきませんが、頑張った感があります。
自分で自分を褒めてあげたくなります。

 

いまでも、24日、25日にクリスマスケーキを外で売っている人を見ると、心の中で「頑張って!」と声をかけてしまいます。


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